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スウェーデンのオーツミルクの先駆者『OATLY(オートリー)』が発売に!

スウェーデンのオーツミルクの先駆者『OATLY(オートリー)』が発売に!

オーツミルクの先駆者として知られるスウェーデンの『OATLY(オートリー)』が、満を持して日本に上陸。首都圏エリアを中心に販売開始となりました。

text by Chiyoko IIJIMA

左から『OATLY オーツミルク オリジナル』『OATLY オーツミルク チョコレート味』(1ℓ)価格は650円(税抜き)、『OATLY オーツミルク オリジナル』『OATLY オーツミルク チョコレート味』(250㎖)価格は200円(税抜き)。オリジナルは麦の自然な甘みとコクがダイレクトに楽しめます。シリアルにかけたり、運動後のプロテイン代わりに。またデザートや料理の牛乳の代替にも。まろやかな甘みのチョコレート味は、100%サステナブルなカカオ※を使用。
※生産者支援、自然保護、児童労働の撲滅に向け活動する「ココアホライズン財団」の認証を得たカカオ。

オーツミルクはどうやって作る?

 『OATLY(オートリー)』は世界で初めてオーツミルクを開発した研究者が、1990年代にスウェーデンで創業したブランド。現在ではヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界20カ国以上で販売されています。

 日本ではまだあまり馴染みのないオーツミルクとは、オーツ麦から作られています。OATLY製造のプロセスを簡単に説明すると、オーツ麦と水を混ぜ合わせて製粉し、天然酵素を加えます。天然酵素で発酵させてオーツ麦のデンプンを分解し甘みを引き出します。こうして麦の自然な甘みを生かしているのです。さらにふすま(殻)を取り除き、菜種油やビタミンなどを加えてミルクにしています。

 β-グルカンは製造過程で壊れやすいのですが、酵素を使うことでその多くを保ったままミルクにできるのがOATLYの特徴。コップ一杯(250㎖)のOATLYのオーツミルクには、1日に推奨されている摂取量の3分の1(1g)のβ-グルカンが含まれています。

自然な甘みとコク

 実際にOATLYのオーツミルクを試飲してみると、ほんのり麦由来の甘みとコクもしっかり感じます。動物性原材料は一切使わず、オーツ麦と菜種油、塩が主な原材料。食物繊維やビタミン(D2、B2、B12)、カルシウムが豊富に含まれています。

 安定剤や保存料が入っていないので飲む前にシェイクするのも特徴。パッケージには「SHAKE ME!」と示した遊び心も。そのまま冷やして飲んでも、また牛乳の代わりにお菓子や料理作りでも活用できます。オーツミルクは牛乳とほぼ同じ成分なので、牛乳の代替にもなります。

 そもそもOATLY設立のきっかけは、牛乳に含まれる糖質を分解できないことで下痢や消化不良をおこす人たちに向けて、牛乳の代替品となる飲み物を開発することが目的でした。研究を重ねるうちにオーツミルクの開発に成功したのです。

環境への配慮も

 OATLYはスウェーデンの環境都市マルメ市で創業。同社は「少ない環境負荷で、多くの栄養と美味しさを届ける」をミッションにしています。

 例えば麦の廃棄物はバイオ燃料やエネルギー源、動物の飼料、肥料などにして100% 再利用しています。また使用するパッケージの87%は再利用可能なもの、あるいはリサイクル素材です。キャップは植物由来、ストローは紙ストローです。

 牛が草を飼料とし、それから搾乳して作る牛乳に比べ、オーツ麦から直接ミルクを作るので環境負荷も牛乳より低いのがオーツミルクです。

 日本の植物由来のミルク市場は豆乳が95%、続いてアーモンドミルク、オーツミルクという状況。アジア各国ではすでに販売されており、中国でも人気が出ているそうです。

 昨今の日本でも環境への関心は高まっており、エッジの効いたパッケージデザインともどもOATLYのオーツミルクは注目を集めそうです。

ローンチイベントで提供されたすべてOATLYのオーツミルクを使ったヴィーガンメニュー。左上から時計回りにオーバーナイトオーツ、キッシュ、マッシュルームスープ、ブラウニー、ラタトゥイユ。マッシュルームの旨味とオーツミルクのコクを生かしたスープやくず粉と豆腐とオーツミルクというヘルシー素材のキッシュなど。いずれも優しい味わい。