対馬産「マナガツオのポワレ」×
「Familie Reinisch Grillenhugel Pinot Noir2011」
(ファミーユ・ライニッシュ グリレンヒューゲル ピノ・ノワール 2011)
関東ではあまりポピュラーではありませんが、関西の夏の魚といえばマナガツオでしょう。マンボウのような愛嬌のある姿形が特徴的です。骨から身が離れやすく、濃厚な味の白身は一般的には塩焼きで食べられています。でもバターでこんがりとポワレにしました。
実は僕にはマナガツオといえば赤ワインという方程式が染み込んでいるんです。というのは、三田「コート・ドール」で働いていた頃、「マナガツオのポワレ、赤ワインソース」がスペシャリテでした。そのイメージが強くて。だから、料理法はポワレで、合わせるワインは赤ワインを。
「ファミーユ・ライニッシュ グリレンヒューゲル ピノ・ノワール」はオーストリアのグリレンヒューゲル(クリケットの丘)という名前の畑で育ちます。ソフトな飲み口ながら複雑な余韻を持ち、力強いマナガツオの味わいに寄り添ってソースのような役割を果たしてくれます。