ニッポンを食でを元気に

Story

Story

2006 年 Cu-Calクーカル 誕生

2005年、建築家の西森陸雄が軽井沢のクライアントから「軽井沢に空いている土地があるから期間限定で何か使えないか?」と相談されたことがすべてのはじまりです。

当時、株式会社料理王国社の雑誌『料理王国』の編集部にいた現・クーカル・ディレクターである土田美登世が相談をもちかけられ、イベントも雑誌的な考え方で開催できるのではないかと考えて「リアルな雑誌」「体験できる雑誌」としてシェフたちと軽井沢という避暑地で食のイベントができないかと提案しました。当時のCEO、社長に相談した結果、理解をしていただいて「料理王国」がプロデュースという形で参加することとなり、料理王国社内に「軽井沢フードフェスティバル実行委員会」が発足しました。メンバーはCEO、社長、料理王国社社員2名、シェフの人脈があるM氏、イベント運営に長けたI氏、プログラマーのN氏、運営管理に強いA氏、そして西森、土田でした。

最初の大仕事はイベントの名前を決めることでした。皆で考えましたが、まったく決まりません。アイデアを出し合っても、ピンとくる案はなかなか出ず。M氏が「軽井沢で食うんやから、軽食(カルクウ)、食う軽井沢(クウカルイザワ)、クウカル・・・クーカルでええんちゃう?」と言い出し、皆も疲れていたので、もう「それ、ええんちゃう」となり、イベントの名前はクーカルに決まりました。

クーカルの誕生です。

申し訳ないくらい軽いノリとなってしまいましたが、クーという文字は、「食う」という意味があることはもちろん、ローマ字で書くところのCuはフランス語の「Cuisine(キュイジーヌ)」であり、イタリア語で「Cucina(クチーナ)」を形づくる文字であり、響きもとても楽しい。あとからじわじわと、良さが伝わるネーミングだとメンバーたちは思いを込めていきました。

第1回目のイベント「クーカル」のコンセプトは「東京では食べられないシェフたちが作る屋台」となりました。 フレンチのシェフのうどん、イタリアンの焼きそば・・・シェフたちが考案したメニュー、個性的なお酒をご用意しようと思いました。 7月26日から10月1日という長い期間に設定。交代でシェフにきてもらいました。

イベントならではのテクニックやコツもまったくわからなかった私たちに、信頼関係だけで出てくださった初年度のシェフの方々には、いまでも、本当に心から感謝しています。

いまはクーカルは株式会社クーカルとして運営しています。

<2006年 初年度 参加してくださった飲食店>

[常設]

六本木「祥瑞」(ワインバー)、 南青山「ヘルムズデール」(パブ)、福岡「山小屋」(ラーメン)、銀座「ヴィオニス」(シャンパンバー)、白金「酉玉」(やきとり)

[交代]

表参道「オフィッチーナ」(イタリア料理。現在は閉店)、恵比寿「マッシュルーム」(フランス料理)、虎ノ門「青柳」(日本料理)、三重「東洋軒」、銀座「マルディグラ」、西麻布「アルポルト」、駒場「ミラヴィル(現在はTSU・SHI・MI」、西麻布「セグレイト(イタリア料理。現在は閉店)」、西麻布「クローチェ・エ・デリツィア」(イタリア料理。現在は閉店)

[スイーツ]

「クイーン・アリス」「コンフィチュール・アッシュ(現在は三重)」

(順不同)

2006年の「料理王国 9月号」でも紹介し、その記事のリードにはこう書いてあります。

長野新幹線で1時間。東京からぐっと近くなった軽井沢で、この夏限りのフードコート「Cu-Cal」がオープンした。コンセプトは海の家ならぬ山の家。基本スタイルは屋台だが、この“屋台”で出される料理やお酒がひと味違う。東京を中心に活躍するシェフたちによって考えられたメニューが続々と登場するのだ。僭越ながら出店していただけるレストランをプロデュースしたのは小社。編集部員が実際に体験した結果、心地よい満腹感と酔いに包まれて「東京に帰るのは嫌だ」と駄々をこねるほどだったので、ここにご報告することにした。「木陰で飲むならこれでしょう」「澄んだ空気のなかで食べたいものを」etc、etc。軽井沢という地をフルにイメージしていただきながら、ちょっぴり遊び心も盛り込んだシェフたちのひと皿を、通人たちを唸らせるワインやビールとともに、森のなかでどうぞ召し上がれ。

 

1年目の会場。大きな木のまわりにフードコート。14_08_04_cucal06


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です